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外国産カブトムシ入門ガイド|ヘラクレス・コーカサス・アトラスの特徴と飼い方 | ブリちょく
昆虫 2026-05-11 | ✍️ ブリちょく編集部
外国産カブトムシ入門ガイド|ヘラクレス・コーカサス・アトラスの特徴と飼い方 外国産カブトムシ(ヘラクレスオオカブト・コーカサスオオカブト・アトラスオオカブト)の特徴、入手方法、飼育環境の作り方、幼虫管理まで初心者向けに解説した入門ガイド。国産カブトムシの飼育に慣れてきたら、次は外国産カブトムシに挑戦してみよう。ヘラクレスオオカブト・コーカサスオオカブト・アトラスオオカブトなど、世界各地に…
この記事のポイント
外国産カブトムシ(ヘラクレスオオカブト・コーカサスオオカブト・アトラスオオカブト)の特徴、入手方法、飼育環境の作り方、幼虫管理まで初心者向けに解説した入門ガイド。国産カブトムシの飼育に慣れてきたら、次は外国産カブトムシに挑戦してみよう。ヘラクレスオオカブト・コーカサスオオカブト・アトラスオオカブトなど、世界各地に…
目次
外国産カブトムシ3大人気種の特徴 外国産カブトムシの入手方法 飼育環境のセットアップ 幼虫の管理ポイント 成虫の日常管理 まとめ 国産カブトムシ の飼育に慣れてきたら、次は外国産カブトムシに挑戦してみよう。ヘラクレスオオカブト ・コーカサスオオカブト ・アトラスオオカブト など、世界各地には迫力満点のカブトムシが生息している。本記事では外国産カブトムシの種類別 の特徴と、飼育を始めるための基礎知識 を初心者向 けに解説する。
外国産カブトムシ3大人気種の特徴 ヘラクレスオオカブト(Dynastes hercules) ✍️
ブリちょく編集部
生体の飼育情報を専門に扱うブリちょく編集部。獣医療・繁殖の各分野を取材し、初心者にも分かりやすい記事をお届けします。
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世界最大のカブトムシ として名高いヘラクレスオオカブト は、南米(コスタリカ・コロンビア・エクアドルなど)原産。オスの全長は最大で175mmを超える個体も確認されており、長大な胸角(前角)と頭角の2本の角が特徴だ。
角の色は個体・温度・湿度によって変化し、乾燥すると黄褐色、湿度が高いと黒色になる。この体色変化も観賞上の楽しみのひとつ。亜種によって角の形状が異なり、最も人気の高い指名亜種(D. h. hercules )のほか、リッキー(D. h. lichyi )、オキシデンタリス(D. h. occidentalis )などがある。
幼虫期間 は約1〜2年で、成虫寿命は6〜9か月程度。国産カブトムシ より幼虫期間が長いのが特徴。
コーカサスオオカブト(Chalcosoma caucasus) 東南アジア(インドネシア・マレーシアなど)に生息するコーカサスオオカブト は、3本の大きな角(胸角2本+頭角1本)を持つ迫力のある種。体色は美しい青みがかった黒〜緑色で、金属光沢がある。
最大全長は約130mmほどで、ヘラクレスより小型だが角の形状が独特で存在感がある。気性はやや荒く、同種オス同士を一緒にすると激しく戦う。
アトラスオオカブト(Chalcosoma atlas) コーカサスオオカブト の近縁種で、インド・東南アジア広域に分布。コーカサスより全長がやや小さめで、角も短い傾向がある。飼育難易度はコーカサスと同程度で、入手しやすく価格も比較的リーズナブル。
外国産カブトムシ 入門として最もとっつきやすい種のひとつとされている。
外国産カブトムシの入手方法
ペットショップ・爬虫類専門店 東京・大阪などの大都市にある昆虫専門店や爬虫類 ・昆虫イベント (HerculesFestなど)では成虫・幼虫・卵を購入できる。実物を見てから選べるメリット がある。
通販・オークション 国内のブリーダー やショップ が通販を行っていることが多い。ヤフオク・メルカリでもブリーダー個体が出品されている。輸送中のストレスを最小化するため、気温が穏やかな春・秋に購入するのが基本だ。
輸入規制の確認 外国産カブトムシ はワシントン条約(CITES)の対象外が多いが、輸入時の植物防疫法に基づく検疫が必要。生体の個人輸入は法律上複雑なので、国内繁殖個体 (CB個体)をブリーダー から購入するのが最も安心だ。
飼育環境のセットアップ
ケースのサイズ 成虫飼育には最低でも衣装ケース(60L以上)を推奨。ヘラクレスの成虫は大型のため、角が当たらないよう高さ30cm以上のケースを選ぶ。
温度管理 種類 適正温度(成虫) 適正温度(幼虫) ヘラクレス 23〜26℃ 20〜24℃ コーカサス 24〜27℃ 22〜25℃ アトラス 24〜27℃ 22〜25℃
日本の夏(30℃超え)は致命的になる場合があるため、エアコン管理は必須。冬はパネルヒーター や温室での保温が必要だ。
マットの選び方 幼虫飼育には発酵マット(3次発酵以上)を推奨。ヘラクレスは特に食欲旺盛で大量のマットを消費するため、4〜6か月ごとにマット交換が必要だ。
菌糸ビン はヘラクレスには不向きとされることが多く、良質な発酵マットのほうが大型個体を育てやすい。コーカサス・アトラスも同様にマット飼育が基本。
幼虫の管理ポイント
孵化〜2齢まで 孵化直後の1齢幼虫は非常に小さく、粒の細かいマット(微粒子タイプ)で管理する。2齢になったら通常の発酵マットに移行できる。
3齢(大型幼虫期) ヘラクレスの3齢幼虫は体重100gを超えることも。大きなコンテナ(30L以上)でたっぷりのマットを与えることが大型個体の鍵となる。マット交換は幼虫が表面に出てきたり、フンだらけになったら行う目安。
蛹化・羽化管理 蛹になったら衝撃・振動を与えないよう静置。人工蛹室 (オアシスや市販品)を使うと蛹の観察や管理がしやすい。羽化後は2〜3週間はマット内に潜らせたまま後食開始を待つ。
成虫の日常管理 餌 :高タンパク昆虫ゼリー (プロテイン18%以上推奨)を主食に水分 :ゼリーの水分で充足するが、乾燥しすぎないようマットに適度な加湿を交尾 :メスが後食開始後3週間以上経過してからペアリング を行う産卵 :柔らかい発酵マットを深く(20cm以上)詰めた産卵セット で行う
まとめ 外国産カブトムシ は国産カブトムシより幼虫期間 が長く、温度管理 のコストもかかるが、その分大型個体が羽化したときの達成感は格別だ。ヘラクレスなら角が胴体の長さを超える200mm超えの大型個体を目指すのも夢の飼育目標になる。まずはアトラスやコーカサスで外国産カブトムシの飼育に慣れてから、ヘラクレスに挑戦するのがおすすめのステップアップルートだ。
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