ウサギの牧草完全ガイド:チモシー・アルファルファ・オーチャードグラス徹底比較
ウサギの牧草をチモシー・アルファルファ・オーチャードグラスで比較。タンパク質は8〜10%、15〜18%、10〜12%で、生後6ヶ月を境にした主食の切り替えや、チモシー1番刈りと2番刈りの使い分けが分かります。

この記事のポイント
ウサギの牧草をチモシー・アルファルファ・オーチャードグラスで比較。タンパク質は8〜10%、15〜18%、10〜12%で、生後6ヶ月を境にした主食の切り替えや、チモシー1番刈りと2番刈りの使い分けが分かります。
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ウサギにとって牧草は単なる「おやつ」ではなく、主食として常時食べ続けなければならない最重要食品です。牧草を十分に食べることで、歯の摩耗(ウサギの歯は一生伸び続けます)、腸の蠕動運動の維持、毛球症予防など、健康の根幹が支えられます。本記事では主要な牧草の種類と特性、年齢・状態別の選び方を詳しく解説します。
なぜ牧草が重要なのか
歯の摩耗
ウサギの歯(特に臼歯)は一生涯伸び続けます。牧草の繊維質を噛み砕く「すり潰す」動作が歯を適切に摩耗させます。牧草が不足すると歯が伸びすぎて不正咬合(かみ合わせの異常)になり、最終的には食欲不振・体重低下・死につながることもあります。
消化管の健康
ウサギの腸は常に動き続けている必要があります。牧草の豊富な粗繊維が腸の蠕動運動(ぜんどう運動)を促し、消化管うっ滞(GI Stasis)という命に関わる病気を予防します。
体重管理
牧草は低カロリーで高繊維質なため、好きなだけ食べても肥満になりにくいです。一方でペレットは高栄養で食べすぎると肥満の原因になります。主食は牧草、ペレットは補助食品という位置づけが理想です。
主要な牧草の種類
チモシー(Timothy grass / Phleum pratense)
世界で最も広く使われているウサギ用牧草。バランスの取れた栄養価と適度な粗繊維が特徴です。
- タンパク質: 8〜10%
- カルシウム: 0.4〜0.6%
- 粗繊維: 30〜35%
成体ウサギ(6ヶ月以上)の主食として理想的。1番刈り(硬め・繊維質多め)は歯の摩耗に優れ、2番刈り(柔らかめ・嗜好性高め)は食欲の落ちた個体や好みのうるさい子に向きます。3番刈りはさらに柔らかく葉が多いです。
アルファルファ(Alfalfa / Medicago sativa)
マメ科の牧草でタンパク質・カルシウムが非常に豊富。
- タンパク質: 15〜18%
- カルシウム: 1.2〜1.5%
- 粗繊維: 25〜28%
栄養価が高すぎるため、成体の主食には不向きです。推奨されるのは成長期(生後6ヶ月未満)・妊娠中・授乳中・体重回復が必要な個体への補助食品としてです。健康な成体に多量に与えると尿路結石(高カルシウム)や肥満の原因になります。
オーチャードグラス(Orchard grass / Dactylis glomerata)
チモシーと並ぶ人気の禾本科牧草。柔らかい葉と甘い香りで嗜好性が高く、チモシーを嫌う個体にも受け入れられやすいです。
