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ブリーダーの数値規制まとめ|ケージ基準・従業員1人あたり頭数・繁殖回数の上限

数値規制飼養管理基準動物愛護管理法

2021年6月から段階的に施行された飼養管理基準(いわゆる数値規制)により、犬猫等販売業者の飼養環境・従業員数・繁殖回数などが具体的な数値で定められました。既存業者への経過措置も順次終了しており、現在はすべてのブリーダーが本則の適用対象です。

この記事では、犬のブリーダーに影響の大きい数値を整理します。具体的な適用判断は必ず環境省の解説資料と管轄自治体の指導で確認してください。

ケージ等のサイズ基準(犬)

ケージの基準は「寝床と運動スペースを分ける飼い方(分離型)」か「一体で確保する飼い方(一体型)」かで異なります。

方式基準の概要
分離型(寝床用ケージ + 運動スペース)寝床ケージ: タテ=体長の2倍以上 × ヨコ=体長の1.5倍以上 × 高さ=体高の2倍以上。加えて運動スペースを確保
一体型(運動スペース一体の飼養)分離型の寝床ケージの床面積の6倍以上、高さ=体高の2倍以上

体長・体高は個体ごとに測るのが原則です。「今いる一番大きい子」に合わせて設備を作ると、個体の入れ替わりで基準割れするリスクを減らせます。金網の床の単独使用の禁止など、材質・構造の基準もあります。

従業員1人あたりの飼養頭数上限(犬)

区分上限
繁殖犬従業員1人あたり 15頭
販売用の犬(繁殖犬以外)従業員1人あたり 20頭

「従業員」は飼養に実際に従事する常勤換算の人数で数えます。頭数を増やす計画があるなら、先に人員計画を立てる必要があります。パート・家族従事者の労働時間をどう常勤換算するかは自治体の運用確認が必要です。

繁殖に関する上限(雌犬)

項目基準の概要
交配時の年齢6歳以下(生涯出産回数が6回未満であることを証明できる場合は7歳以下)
生涯出産回数6回まで
帝王切開獣医師に実施させ、出生証明書類・母体状況の診断書等を交付してもらい保管

その他の主な基準

  • 飼養環境の管理: 温度・湿度の管理(極端な高温・低温にさらさない)、自然光またはこれに代わる照明による明暗サイクル
  • 運動・ふれあい: 分離型では1日3時間以上の運動スペースへの解放(犬)、人とのふれあいの確保
  • 清掃・衛生: 1日1回以上の清掃、汚物の適切な処理
  • 展示・輸送: 長時間連続の展示の制限、輸送時の状態確認

立入検査に備えるチェックポイント

自治体は登録更新時だけでなく随時立入検査を行えます。日頃から次を整えておきましょう。

  1. 個体台帳(マイクロチップ番号・繁殖記録・ワクチン記録)
  2. ケージ寸法の測定記録(個体の体長・体高とセットで)
  3. 従業員数と飼養頭数の対応表
  4. 清掃・健康チェックの日誌

まとめ

  • ケージは分離型/一体型で基準が異なる。体長・体高ベースで個体ごとに確認
  • 従業員1人あたり繁殖犬15頭・販売犬20頭が上限。増頭の前に人員計画
  • 雌犬は交配6歳以下・生涯出産6回まで。記録で証明できる状態が必須
  • 台帳・日誌・測定記録を整備し、立入検査を恐れない犬舎運営に

登録・更新の手続き面は第一種動物取扱業の更新手続き完全ガイドを参照してください。

参考・一次ソース

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