ブリーダーの動物取扱業登録の手順|必要書類と申請の流れ
動物取扱業の登録に必要な書類や手続きの流れを、初心者にもわかりやすく解説します。ブリーダーとして生体を販売するには、動物愛護管理法に基づく「第一種動物取扱業」の登録が必要です。無登録で営業を行うと、100万円以下の罰金が科される可能性があります。

この記事のポイント
動物取扱業の登録に必要な書類や手続きの流れを、初心者にもわかりやすく解説します。ブリーダーとして生体を販売するには、動物愛護管理法に基づく「第一種動物取扱業」の登録が必要です。無登録で営業を行うと、100万円以下の罰金が科される可能性があります。
ブリーダーとして生体を販売するには、動物愛護管理法に基づく「第一種動物取扱業」の登録が必要です。無登録で営業を行うと、100万円以下の罰金が科される可能性があります。この記事では、動物取扱業の登録に必要な手続きを、初心者にもわかりやすくステップごとに解説します。
動物取扱業の登録が必要なケース
以下に該当する場合は、動物取扱業の登録が必要です。
販売業: 生体を繁殖して販売する場合(ブリーダー)。オンラインでの販売も含まれます。反復継続して販売を行う場合が対象です。
その他の業種: 保管業(ペットホテル)、貸出し業(ペットレンタル)、訓練業(しつけ教室)、展示業(動物園・ペットカフェ)なども登録が必要です。
なお、趣味で飼育している個体を単発で譲渡する程度であれば、登録は不要とされる場合もあります。ただし、継続的に販売を行う場合は規模に関係なく登録が必要ですので、迷った場合は管轄の自治体に相談しましょう。
登録に必要な要件
動物取扱責任者の設置
動物取扱業の登録には、各事業所に「動物取扱責任者」を1名以上配置する必要があります。動物取扱責任者になるためには、以下のいずれかの要件を満たす必要があります。
2020年改正により、半年以上の実務経験(または1年以上の実飼養経験)に加えて、所定の資格取得または学校卒業のいずれかを満たすことが必要です(資格・学歴・実務経験のいずれか単独では不可)。
- 実務経験等: 動物取扱業者のもとで半年以上の実務経験、または1年以上の実飼養経験があること(必須)。
- 資格または学歴: 愛玩動物飼養管理士・動物看護師等の指定資格、または動物の生理学・行動学・栄養学等の科目を修めた大学・専門学校の卒業(いずれかを併せて満たすこと)。
これらの要件に加えて、動物取扱責任者研修を受講する必要があります。研修は自治体ごとに開催されており、年1回以上の受講が義務付けられています。
飼養施設の基準
飼養施設は、動物の種類・数に応じた適切な広さと設備が必要です。温度管理、換気、採光、清掃がしやすい構造であること、逃走防止措置が講じられていること、騒音や臭気で周辺に迷惑をかけないことなどが求められます。
自宅の一室を飼育室として使用する場合でも、上記の基準を満たす必要があります。事前に管轄の保健所や動物愛護センターに相談し、設備基準を確認しておきましょう。
申請に必要な書類
申請に必要な主な書類は以下のとおりです。自治体によって多少異なる場合があるため、事前に管轄の窓口に確認してください。
第一種動物取扱業登録申請書、動物取扱責任者の資格を証明する書類(資格証のコピーなど)、飼養施設の平面図と付近の見取り図、事業計画書(取り扱う動物の種類・数・販売方法など)、申請者の身分証明書、登記されていないことの証明書(成年被後見人等でないことの証明)、申請手数料(自治体により異なるが、15,000〜18,000円程度)を用意します。
申請の流れ
ステップ1 — 事前相談: 管轄の保健所や動物愛護センターに事前相談を行います。施設の要件や必要書類について具体的な指導を受けられます。
ステップ2 — 動物取扱責任者研修の受講: 要件を満たしたうえで、動物取扱責任者研修を受講します。研修は自治体ごとに日程が決まっているため、早めに確認しましょう。
ステップ3 — 書類の準備と提出: 必要書類を揃え、管轄の窓口に申請書を提出します。不備があると受理されないため、事前に確認リストを作成して漏れがないようにしましょう。
ステップ4 — 施設の検査: 申請後、職員による飼養施設の立入検査が行われます。設備基準を満たしているか、動物の管理が適切に行われているかが確認されます。
ステップ5 — 登録証の交付: 検査をクリアすると、登録証が交付されます。登録の有効期間は5年間で、更新手続きが必要です。
登録後の義務
登録後も、以下の義務があります。動物取扱責任者研修の毎年受講、標識(登録番号等)の掲示、販売時の対面説明と現物確認(対面販売義務)、個体の帳簿管理、定期的な報告書の提出です。
なお、オンラインでの販売であっても、購入者への対面説明と現物確認が法律で義務付けられています。現物確認・対面説明は事業所での対面が義務であり(2019年改正)ビデオ通話では法的要件を満たさない点に注意し、法令に沿った対応を行いましょう。
ブリちょくでの活動開始
動物取扱業の登録が完了したら、ブリちょくでブリーダーアカウントを作成し、出品を始めましょう。ブリちょくでは登録番号の確認を行っており、認証済みブリーダーとして信頼性の高い取引環境で活動できます。正規の登録を持つブリーダーだからこそ、購入者に安心感を提供できるのです。