
スナネズミ(ジャービル)は中央アジアの砂漠地帯が原産の小動物で、好奇心旺盛で活発な性格が魅力です。社会性が高く、ペアや複数飼いで本来の行動をより発揮できます。丈夫で比較的手のかかりにくい種類で、小動物初心者にも向いています。
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属性
スナネズミ(ジャービル)は中央アジアのモンゴルや中国北部の乾燥した草原・砂漠地帯を原産とし、野生では家族単位の群れで巣穴を掘り暮らしています。ペットとして世界に普及したのは1950年代にアメリカで実験動物として導入されたのがきっかけで、その丈夫さと愛らしさから一般家庭にも広まりました。体長は尾を除いて10〜13cm、尾はほぼ同じ長さで先端に房状の毛があるのが特徴です。カラーバリエーションは豊富で、アグーチ(野生色)のほかにホワイト・ブラック・シナモンなど多彩な品種が存在します。性格は好奇心旺盛で活発、昼夜問わず活動時間があるため様子が観察しやすいのも魅力のひとつです。においが少なく鳴き声も静かで、集合住宅でも飼育しやすい小動物として人気があります。
12頭以上での飼育が基本
スナネズミは野生でも群れで生活する社会的な動物です。1頭だけで飼育するとストレスを感じやすく、孤独によって健康に影響が出ることもあります。同性ペアや小グループでの飼育が推奨されています。
2砂浴びでグルーミング
スナネズミは水浴びを好まず、専用の砂(チンチラサンドなど細かい砂)で砂浴びをすることで体を清潔に保ちます。週に数回、砂浴び用の容器をケージに入れてあげると、毛並みを健康に維持できます。水で洗うことは体温低下やストレスの原因になるため避けてください。
3掘る・噛む習性に注意
スナネズミは本能的に掘ることと物を噛むことを好みます。ケージには十分な深さの床材(5〜10cm以上)を敷いてトンネル掘りを楽しめる環境を作りましょう。かじり木やトイレットペーパーの芯など安全なかじりものを定期的に与えることが大切です。
4尾を強くつかまない
スナネズミの尾は皮膚が薄く、強くつかむと皮膚が脱落する「脱皮症(デグロービング)」が起きることがあります。ハンドリングは体全体をそっと手のひらで包むように行い、尾をつかむことは絶対に避けてください。慣れるまでは低い位置で扱うと万が一の落下リスクを減らせます。
5温度と乾燥環境の管理
原産地の砂漠気候に適応しているため、高湿度は苦手です。理想的な飼育環境は気温20〜26℃、湿度50%以下が目安です。夏の蒸し暑い時期には換気を十分に確保し、直射日光や冷暖房の風が直接当たらない場所にケージを置いてください。
6てんかん発作に注意
スナネズミは遺伝的にてんかん様発作を起こしやすい品種として知られており、突然の音・光・触れ方の変化が引き金になることがあります。発作中は無理に抑えず静かに見守り、落ち着いたら暗く静かな環境で休ませてください。頻繁に発作が起きる場合は獣医師に相談しましょう。
7初期費用と維持費の目安
飼育開始時はケージ・回し車・砂浴び容器・床材・えさ入れなどで1〜2万円程度の初期費用が見込まれます。毎月の維持費はペレットフードと床材・砂を合わせて1,000〜2,000円程度が目安です。ペアで飼育する場合も必要なスペースや用品は単体とほぼ変わらないため、コストパフォーマンスが高い小動物といえます。