サンゴ飼育を始める前に知っておくべきこと
サンゴ飼育を初めて始める方に向けて、水槽の選び方・必要な機材・水質管理・光量設定・費用まで、知っておくべきことを総合的にまとめました。
1水槽システムの選び方
サンゴ飼育では水質の安定が最重要です。水量が多いほど水質変化が緩やかになるため、予算が許す限り大きめの水槽をおすすめします。
オーバーフロー水槽
サンゴ飼育の定番。サンプ(ろ過槽)に機材を収納でき、水量も増えるため水質が安定します。30cmキューブから始められます。
オールインワン水槽
背面にろ過室を内蔵した一体型水槽。Red SeaのMAXシリーズなどが人気。設置が簡単で初心者にも扱いやすいです。
水槽サイズの目安
初心者は30〜60cmがおすすめ。30cmキューブなら省スペースでソフトコーラルを楽しめます。60cmなら将来のSPS飼育にも対応可能です。
設置場所の注意
直射日光を避け、エアコンの風が直接当たらない場所を選びましょう。床の耐荷重も確認(60cm水槽で約100kg)。
2必要な機材リスト
ろ過・浄水
- プロテインスキマー
- RO/DI浄水器
- ろ過材(ライブロック等)
- 活性炭・GFO(リン酸塩除去剤)
照明
- サンゴ用LEDライト
- ライトスタンド
- タイマー(自動点灯/消灯)
- 光量調整コントローラー
水流・温度
- 水流ポンプ(ウェーブメーカー)
- 水槽用クーラー
- ヒーター(冬季用)
- 水温計・デジタル温度計
水質管理
- 人工海水の素
- 比重計(屈折計推奨)
- テストキット(KH/Ca/Mg/NO3/PO4)
- 添加剤(KH/Ca/Mg)
3水質管理の基本
比重(塩分濃度)
1.024〜1.026を維持。屈折計で毎週測定しましょう。蒸発で塩分濃度が上がるため、RO水で足し水を行います。オートトップオフ(ATO)の導入がおすすめです。
KH(炭酸塩硬度)
7〜10 dKH を目標に維持。サンゴの骨格形成に不可欠な指標です。消費量に応じてKH添加剤を投与します。
カルシウム
400〜450ppmを維持。ハードコーラルの骨格形成に必須。KHと連動して管理します。
マグネシウム
1250〜1350ppmを維持。カルシウムとKHのバランスを保つ役割があります。
硝酸塩・リン酸塩
硝酸塩は5ppm以下、リン酸塩は0.03ppm以下が理想。高すぎるとコケの原因に、SPSの場合は色抜けの原因にもなります。
水温
24〜26度を維持。特に夏場の高水温に注意。水槽用クーラーは必須機材です。
4初心者におすすめのサンゴ
まずは丈夫で飼育が容易なソフトコーラルから始めましょう。水質管理に慣れてからLPS、SPSへとステップアップするのがおすすめです。
マメスナギンチャク(Zoanthids)
カラーバリエーションが豊富で丈夫。光量も水流もそこまで求めず、初心者に最もおすすめのサンゴです。
スターポリプ(GSP)
鮮やかなグリーンの芝生のように広がるサンゴ。非常に丈夫で成長も早く、初心者でも失敗しにくいです。
ディスクコーラル
円盤状のユニークな形状。多色展開で美しく、低光量でも飼育可能。増えやすいのも魅力です。
トサカサンゴ類
ゆらゆら揺れる姿が美しいソフトコーラル。ケニアツリーやカタトサカなどが飼育しやすいです。
ナガレハナサンゴ(LPS入門)
LPSの中では飼育しやすい部類。ゆったりとしたポリプの動きが魅力的。中程度の光と水流が必要です。
バブルコーラル(LPS入門)
ぷっくりと膨らむユニークな見た目。低〜中光量で飼育可能で、LPSの入門種として人気です。
5初期費用と月々の維持費
初期費用の目安
月々の維持費の目安
サンゴ飼育の月々の維持費は7,000〜2.5万円程度が一般的です。電気代が大きな割合を占めるため、省エネ機材の選択も検討しましょう。
6信頼できるサンゴ販売者の選び方
飼育環境の確認
販売者のサンゴがどのような環境で管理されているか確認しましょう。水質パラメータや照明環境を公開している販売者は信頼性が高いです。
梱包・配送方法
サンゴの配送には温度管理が重要です。断熱材入りの発泡スチロール、夏はクール便、冬はカイロ入りなど、適切な梱包を行う販売者を選びましょう。
アフターサポート
導入後の飼育相談に応じてくれる販売者を選びましょう。サンゴの状態に問題があった場合の対応方針も事前に確認が重要です。
レビュー・評判の確認
過去の取引レビューや評判を確認しましょう。ブリちょくでは認証済み販売者に「認証済み」バッジが表示されます。
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