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ブリーダーの確定申告|経費にできるもの一覧と申告の流れ

確定申告経費青色申告開業届

子犬・子猫の販売収入があるブリーダーは、規模の大小にかかわらず、原則としてその所得を確定申告する必要があります。「副業だから」「頭数が少ないから」という理由で申告が不要になるわけではありません。

この記事では、ブリーダーの所得区分の考え方、開業届と青色申告、経費にできる支出の一覧、申告までの流れを整理します。

ブリーダーの収入は何所得になるか

継続的・反復的に繁殖・販売を行っている場合は事業所得、単発的・小規模な販売にとどまる場合は雑所得として扱われるのが一般的な整理です。事業所得と認められると、青色申告特別控除や損益通算など税制上のメリットを受けられる可能性があります。

どちらに当たるかは、営利性・継続性・規模などの実態で判断されます。判断に迷う場合は、税務署の相談窓口か税理士に確認しましょう。

開業届と青色申告

事業としてブリーディングを行うなら、まず税務署へ開業届(個人事業の開業・廃業等届出書)を提出します。あわせて青色申告承認申請書を提出しておくと、複式簿記での記帳などの要件を満たすことで最大65万円の青色申告特別控除(e-Tax申告等の要件あり)が受けられます。

経費にできるもの一覧

ブリーダー業に直接必要な支出は必要経費になります。代表的なものを挙げます。

経費の区分具体例
飼育関連費フード代、トイレシート・消耗品、シャンプー・トリミング用品
医療関連費ワクチン接種、健康診断、疾病治療、マイクロチップ装着・登録料
繁殖関連費交配料(種付け料)、血統書の発行・登録費用、遺伝子検査費用
設備・器具ケージ、サークル、空調設備、カメラ・監視機器(高額なものは減価償却)
販売関連費広告掲載料、販売サイト手数料、写真撮影費、ホームページ運営費
その他動物取扱業の登録・更新手数料、動物取扱責任者研修の受講料、勉強会・セミナー代

自宅で犬舎を運営している場合、光熱費・家賃・車両費などは事業で使った割合だけを経費にできます(家事按分)。按分の根拠(使用面積・使用時間など)を説明できるようにしておきましょう。

帳簿づけと申告の流れ

日々の売上(販売代金)と経費を帳簿に記録し、翌年の2月16日〜3月15日(土日により変動)に確定申告します。流れは次のとおりです。

  1. 開業届・青色申告承認申請書を提出する(初年度)
  2. 売上と経費を帳簿に記録し、領収書・レシートを保存する
  3. 年明けに1年分の収支をまとめ、決算書(青色申告決算書または収支内訳書)を作成する
  4. e-Tax または税務署窓口・郵送で確定申告書を提出する
  5. 所得税を納付する(振替納税・キャッシュレス納付も可)

会計ソフトを使うと、複式簿記の要件を満たす帳簿づけのハードルは大きく下がります。売上規模が伸びてきたら、消費税(インボイス制度への対応を含む)の要否も確認しておきましょう。

まとめ

  • ブリーダーの販売収入は原則確定申告が必要。継続的な営業なら事業所得
  • 開業届+青色申告で最大65万円の特別控除などのメリット
  • フード代・医療費・交配料・広告費などは経費。自宅兼用の費用は家事按分
  • 繁殖用親犬の取得費など判断が難しい項目は税務署・税理士に確認

販売数を増やして所得を安定させたい方は、子犬が売れない7つの原因と対策で販売チャネルの見直し方も確認してみてください。

参考・一次ソース

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