犬を飼う前に知っておくべきこと
犬を初めて飼う方に向けて、法律・費用・準備・健康管理・ブリーダーの選び方まで、知っておくべきことを総合的にまとめました。
1飼う前に知っておくべきこと(法律・責任)
犬を飼うことは、法的な責任を伴います。日本では動物愛護管理法により、飼い主には適正な飼育が義務付けられています。
畜犬登録(犬の登録)
犬を取得した日から30日以内に、お住まいの市区町村窓口で犬の登録を行う必要があります。登録時に鑑札が交付されます。
狂犬病予防注射
生後91日以上の犬は、毎年1回の狂犬病予防注射の接種と届出が法律で義務付けられています。注射済票を犬に装着する義務もあります。
マイクロチップ装着
2022年6月からブリーダーやペットショップで販売される犬にはマイクロチップの装着が義務化されました。飼い主変更時には情報の変更届出が必要です。
終生飼養の責任
動物愛護管理法では、動物の飼い主は終生にわたって適切に飼養する責任があります。犬の平均寿命は10〜15年。長期的な責任を理解した上でお迎えしましょう。
近隣への配慮
鳴き声や排泄物による近隣トラブルを防ぐため、適切なしつけと飼育環境の整備が必要です。集合住宅の場合は管理規約の確認も必須です。
2犬種の選び方
犬種選びは、犬との生活の質を大きく左右します。自分のライフスタイルに合った犬種を選ぶことが最も重要です。
住環境で選ぶ
マンションや一戸建てなど住環境に合ったサイズの犬種を選びましょう。集合住宅では小型犬が飼いやすく、鳴き声の少ない犬種が好まれます。
運動量で選ぶ
犬種によって必要な運動量は大きく異なります。アクティブな方にはボーダーコリーやゴールデンレトリバー、穏やかな生活にはフレンチブルドッグやシーズーが向いています。
被毛タイプで選ぶ
毛が抜けにくいプードル系、短毛のフレンチブルドッグ、長毛のヨークシャーテリアなど、お手入れの手間も考慮しましょう。アレルギーがある場合は低アレルゲン犬種を検討してください。
初心者向きかどうか
トイプードル、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、パグなどは、性格が穏やかでしつけがしやすく、初めて犬を飼う方に人気です。
家族構成で選ぶ
小さなお子さんがいるご家庭では温厚な性格の犬種がおすすめ。一人暮らしの場合は留守番が得意な犬種を選ぶとよいでしょう。
寿命と将来の計画
小型犬は12〜18年、大型犬は8〜12年が平均寿命です。自分の将来のライフプランと照らし合わせて検討しましょう。
3初期費用と月々の費用
初期費用の目安
月々の費用の目安
小型犬で月々1〜3万円、大型犬で月々3〜5万円程度が一般的な維持費の目安です。急な病気やケガに備え、ペット保険への加入や医療費の積立もおすすめします。
4必要な準備品リスト
住環境
- ケージまたはサークル
- 犬用ベッド・マット
- トイレトレー+トイレシーツ
- 毛布やタオル
食事関連
- フードボウル(食事用・水用)
- 年齢に適したドッグフード
- おやつ
- 給水器(必要に応じて)
お出かけ用品
- 首輪またはハーネス
- リード(散歩用)
- キャリーバッグまたはクレート
- 排泄物処理袋
ケア用品
- ブラシ・コーム
- 犬用シャンプー
- 爪切り
- 歯磨きセット
- 耳掃除用品
5健康管理の基本
ワクチン接種
混合ワクチン(5種〜9種)は子犬期に2〜3回、その後は1〜3年ごとに追加接種します。狂犬病予防注射は年1回の法定義務です。接種スケジュールは獣医師と相談しましょう。
定期健康診断
年1〜2回の定期健診を受けましょう。血液検査、体重測定、歯科チェック、フィラリア検査などを行います。シニア犬(7歳以上)は年2回以上の健診が推奨されます。
フィラリア・ノミ・ダニ予防
フィラリア予防は蚊が活動する時期(4月〜12月頃)に毎月投薬が必要です。ノミ・ダニ予防も通年で行うことが推奨されています。
日常の健康チェック
毎日の触れ合いの中で、目・耳・口・皮膚・被毛の状態、食欲、排泄の様子をチェックしましょう。異常を早期に発見することが大切です。
デンタルケア
犬の歯周病は3歳以上の約80%が罹患するとされます。毎日の歯磨きや歯磨きガム、デンタルおもちゃなどで口腔ケアを習慣化しましょう。
かかりつけ獣医を見つける
お迎え前に、通いやすい場所にある動物病院を見つけておきましょう。緊急時にも対応できる夜間救急病院の場所も確認しておくと安心です。
6ブリーダーの選び方
信頼できるブリーダーから犬を迎えることは、健康で社会性のある犬との出会いにつながります。以下のポイントを確認しましょう。
動物取扱業の登録を確認
犬の販売には第一種動物取扱業(販売)の登録が必要です。登録番号を確認し、事業所の所在地と登録情報が一致するかチェックしましょう。ブリちょくでは運営が登録を確認しています。
飼育環境を確認
清潔で適切な広さの飼育環境を維持しているか確認しましょう。可能であれば見学を申し出て、犬舎の状態を直接確認することをおすすめします。
親犬の健康状態を確認
遺伝性疾患の検査(DNA検査)を実施しているか、親犬の健康状態はどうか確認しましょう。優良なブリーダーは検査結果を開示してくれます。
社会化への取り組み
子犬期の社会化(人や他の犬との触れ合い、様々な環境への慣らし)に力を入れているブリーダーを選びましょう。社会化不足は将来の問題行動につながります。
アフターサポートの有無
引き渡し後も飼育相談に応じてくれるブリーダーを選びましょう。良心的なブリーダーは子犬の一生に責任を持ちます。
引き渡し時期が適切か
子犬の引き渡しは生後56日(8週齢)以降が法律で定められています。社会化の観点からも、あまり早すぎる引き渡しは避けましょう。
認証済みブリーダーから犬をお迎えしよう
ブリちょくでは、動物取扱業の登録を確認済みのブリーダーから安心して犬を購入できます