食虫植物の栽培・購入で使われる専門用語をわかりやすく解説します
虫を捕らえるために特殊な形態に変化した葉のこと。粘液で貼り付ける方式、挟み込む方式、落とし穴方式など、種類によって構造が大きく異なる。
モウセンゴケやムシトリスミレの葉の表面から分泌される粘着性の液体。光に反射してキラキラ輝き、虫を誘引・粘着して捕獲する役割を持つ。
筒状や袋状の葉(ピッチャー)に虫を落とし込んで捕獲する仕組み。サラセニアやネペンテスが代表的で、内壁が滑りやすく一度入ると脱出が困難になる。
二枚貝のような葉で虫を素早く挟んで捕獲する仕組み。ハエトリソウ(ディオネア)が代表的で、感覚毛に2回触れると約0.5秒で葉が閉じる。
北米原産の食虫植物で、学名はディオネア・ムスキプラ。二枚貝状の捕虫葉で虫を挟んで捕獲する。食虫植物の入門種として最も知名度が高い。
ウツボカズラ属の食虫植物の総称。東南アジアを中心に分布し、袋状のピッチャーで虫を捕獲する。高温多湿を好み、高地性と低地性で栽培条件が異なる。
北米原産の筒状の葉を持つ食虫植物。直立した筒状のピッチャーが特徴で、耐寒性があり日本の屋外でも越冬できる種類が多い。初心者にも育てやすい。
粘液を出す腺毛で虫を捕獲する食虫植物。世界中に約200種が分布し、日本にもコモウセンゴケなど自生種がある。葉の形状は丸葉型や長葉型など多様。
ネペンテスやサラセニアに見られる袋状・筒状の捕虫器官。消化液が溜まっており、落ちた虫を分解して養分を吸収する。新しいピッチャーの形成は株の健康の指標。
鉢を水を張った受け皿やトレーに置き、底面から常に吸水させる管理方法。多くの食虫植物は湿地帯が原産のため、腰水で常時湿った環境を維持するのが基本。
食虫植物の栽培ではミズゴケやピートモスが主に使われる。肥料分を含まない清潔な用土が適しており、一般的な培養土は肥料成分で根を傷めるため使用できない。
冬季に地上部が枯れて成長を停止する状態。ハエトリソウやサラセニアは屋外で休眠させることで翌春の生育が良くなる。休眠中も用土の乾燥を防ぐ管理が必要。